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この磯邸は、十九代藩主のときに建造した別邸で、背後の磯山と前方の桜島をそっくり借景にした一万五千坪のもので、この座敷に坐ると宏壮な気分になり、斉彬はほとんどこちらに起居したといわれている。
(宮尾登美子著「天璋院篤姫」より)
現在トイレに置いて読書中の本である。これはその昔、NHKで大河ドラマ「篤姫」が放送された時に、原作が読みたくなって買ったものの、本棚の片隅に置いたまま忘れていた1冊。今頃になって読んでいるのだけど、なかなか面白い。
主人公が女性ということもあるし、おそらく女性にしか書けない歴史小説。