2018年 06月 11日 ( 2 )

2018年 06月 11日
ゴミ箱
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minolta XG-E MINOLTA MD 50mm F1.7

昔からある住宅街を歩いていると、今でもたまにこうした石でできたゴミ箱を目にすることがある。
プラスティックや木でできたゴミ箱と違って、石のものは人間が意識して壊さない限り、長く残るに違いない。

こうしたゴミ箱を見る度に思うのは、昔はあまりゴミが出なかったんだろうな、ということ。何軒かの家が利用するゴミ箱のはずだから、現在のゴミの量を考えると、この大きさではとても追いつかないのは明らかだ。
しかしそこでふと、ゴミの収集っていつからやっているのだろう、と思ったら、1900年に汚物掃除法という法律ができていて、市町村などの自治体が集めて処分するようになったのはそれ以降のことらしい。(環境省の資料による)
人が「手車」で街のゴミを集めてまわったそうで、きっと明治や昭和初期の頃はそれで十分だったのかもしれないけど、戦後、都市の人口が増えるとそれでは全然追いつかなくて、あちこちに野積みされたり、あたりまえのように河川や海に捨てたりしていたらしい。今となってはちょっと信じがたい話である。
その抜本的な改善が図られたのは1954年の「清掃法」以降だそうだから、外国人がよくいう、日本の町はどこへ行ってもゴミが落ちてなくてきれい、というのはどうやら比較的最近のことのようである。
石のゴミ箱はそういう歴史をずっと眺めてきたわけだ。

関連のエントリはこちら
ちなみに、ロンドンの公園で見かけたゴミ箱はこれで、神戸で見かけたのはこれ



by tajiri8jp | 2018-06-11 20:44 | 銀塩カメラ | Comments(0)
2018年 06月 11日
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OLYMPUS OM-D E-M10 OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm F4.0-5.6

前の記事と関連して。
近頃、地震や火山噴火のニュースをよく見聞きするものだから、ひと月ほど前、アマゾンビデオで映画「日本沈没」(もちろん旧作の方)を見て、それから原作(小松左京著)も読んだのである。
映画を見るのも原作を読むのもたぶん3度目か4度目だけど、ずいぶん間をおいているのでどちらも新鮮味があって、実におもしろい。
そして近頃の日本の様子から、とても絵空事とは思えない怖さがある。沈没まではないにしても、こういう大破局がそのうち本当に起こるのではなかろうかと思えてくる。

それにしてもあらためて原作を読んで感じるのは、小松左京という人の博覧強記というのか、知識の多さと、作家としての筆力の高さ。感心して思わず、以前に映画で見た「復活の日」の原作、これは未読だったので、こちらもアマゾンで発注。
ついでに、その後、映画「さよならジュピター」もアマゾンビデオで鑑賞。これは、昔映画館で見て、その安っぽさにちょっとがっかりした記憶があるのだけど、今見ると、当時の日本映画の低予算の中でけっこうがんばっているではないか、という印象。同時代のハリウッド製SF映画に比べるとどうしようもない部分に目をつぶれば、なかなかよくできた作品であった。これもさすが小松左京といったところ。
ただまあ、この映画についてそう思えるのは、自分が公開当時に比べれば年寄りになったから、ともいえる。



by tajiri8jp | 2018-06-11 06:06 | OLYMPUS OM-D E-M10 | Comments(0)