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2021年 06月 21日
大阪散歩
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Nikon Df  AF NIKKOR 50mm F1.4D

公的年金の被保険者(加入者)に交付する年金手帳が来年度に廃止される。年金記録の証明書として大切に保管するよう求められ「将来年金を受け取るための重要書類」と考える人は多いだろう。だが、その本来の役割はかなり以前から次第に薄れていた。
(6月20日 毎日新聞)

自分は自分の年金手帳を預金通帳などと一緒に大切に保管してきたけど、妻は自分の手帳を「そんなもんどこにあるか知らん、見たこともない」といっている。ちょっと損した気分である。

ところで、若い方はご存知ないだろうが、その昔、日本には米穀通帳(米穀配給通帳)なるものがあって、それを持っていないとお米を買うことができず、時にはそれが身分証明書の代わりにもなり得た時代があったのである。
若い方はご存知なかろう、といっても、実は自分だって実際にそれを使ってお米を買ったことはなく、子供の頃住んでいた家のタンスの引き出しに、入っているのを見た記憶があるだけである。が、法律上は1942年(昭和17年)から1981年(昭和56年)まで、つまり自分が大学に入る頃までも、制度としては存在したのであった。ただ実際は、自主流通米が出回り始めた頃からこの通帳は建前だけの存在となっていた。
何がいいたいかといえば、年金手帳も第二の米穀通帳みたいなものだなあということ。国はいろんな制度はつくるけど、最後はほとんどほったらかしである。(ハンセン病の問題にしてもそうだ。)
年金手帳の廃止は、マイナンバーがあれば不要だから、ということだそうだけど、マイナンバーという制度だって今後もずっと、ちゃんと機能するんかいな、と疑ってしまう。

ちなみに、コロナウィルスのワクチン接種にしても、接種券なんてなくてもどんどん接種が受けられるようにして、マイナンバーを接種を受けた人の消込みに使うことはできないのだろうか。



by tajiri8jp | 2021-06-21 07:00 | Nikon Df | Comments(6)
Commented by takeshi_kanazaw at 2021-06-21 08:27
我家は播磨の国・室津で、米穀店やっていた。
室津で唯一の店で、コメの配給所と呼ばれていた。
小さいころはコメの配達をさせられたものです。

米穀通帳はお馴染みだったけれど、何時しか見なくなったのは何時の頃か・・・。
自由米と言うのが出始めたのは何時だったか・・・。

懐かしく思い出しました。
Commented by tajiri8jp at 2021-06-21 12:42
takeshi_kanazawさま
今はスーパーで買うことが多いですが、お米はお米屋さんで決まった価格で買うものでしたよね。我が家の近所にもまだ現役のお店はありますが、ずいぶん少なくなったように思います。
わたしの父の実家は但馬で牛を育てつつコメをつくっていました。日本のコメづくりは良くなったのか、悪くなったのか、わたしにはよくわかりません。
Commented at 2021-06-21 20:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tajiri8jp at 2021-06-21 22:01
鍵コメさま
コメントありがとうございます。
不手際を棚に上げて勝手に未納にされたのではたまったものではありませんね。
まったく、年金については、国はよくまあこんないい加減なことをやってきたもんだ、と思います。これは史上最大の詐欺じゃないのか、とも思いました。
おっしゃるとおり、そういうことがあったわけですから、証拠は大切に保存しようと思います。
Commented by Fujileica at 2021-06-21 22:41
 こんばんは。
 興味深い被写体ですね。大阪・・・一般の人がイメージする大阪とは、随分違うようです。

 私は古い建物などが好きです。また、機材などにも関心がありますので、お気に入りブログに入れさせていただきます。
 ご了承ください。
Commented by tajiri8jp at 2021-06-22 08:20
Fujileicaさま
おはようございます。
大阪や尼崎あたりを中心にお散歩写真を撮ってます。今後もよろしくお願いします。
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