OLYMPUS PEN-F OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm F4.0-5.6
乳頭温泉郷。鶴の湯。
北海道や東北を旅するときは、いつも宿は行ってから、その日その日に決める。その方が旅程の融通がきくから便利なのだけど、いい宿やいい部屋に泊まれなかったり、夕食は準備できませんよ、といわれることもある。
しかし今回の東北の旅では、そういうことはなく、5泊したのだけど、どこもいい宿に泊まることができた。特に鶴の湯では角部屋のずいぶんい部屋にあたった。
近くの別の宿に泊まっていた方は、何日か前に鶴の湯に予約の電話を入れたら、一杯と断られたとおっしゃっていたから、たまたまキャンセルが出たのだろう。比較的早めに(昼頃)電話を入れたのもよかったのかもしれない。
ただし古い湯治宿だから、暖房設備はあっても冷房はない。これは北海道の民宿やペンションでも多いことだ。ところが東北とはいえ、日中はとんでもなく暑い。少し昔には考えられなかった暑さであるのは間違いない。
部屋に通されたとき、冷房がないことに気付いてこれは弱ったと思ったが、宿の方いわくは、この部屋は角部屋で風が通るから一番涼しい部屋だ、ということであった。
しかし日が暮れてから朝方にかけては気温が下がり、川のせせらぎの音を聞きながら布団をかぶって寝た。そこは自宅(尼崎市)とは大違い。さすがに東北だ、と思った。
※ついでに記しておくと、冷房だけでなく扇風機もテレビもない。