RICOH GR DIGITAL
先日何かで読んだのだけど、最近日本にたくさんやってくる中国人旅行客のうち、ずっと都市部で育った若者の目には、日本の都市風景というのは懐かしいものに映るらしい。
日本の都市のインフラは、少し前の中国の都市を思い起こさせるような古いものになっているというわけだ。さらには、そこでたくさんの高齢者が働いてるのも驚きなのだとか。
景観に関していえば、自分が20年くらい前に中国を旅行したときに受けたのとほぼ同じ印象を今の中国の若者は感じていることになる。まさに時代は変わったなあ、と思う。
写真は2007年12月の上海だけど、このときすでに1994年に訪れたときとはずいぶん変わっていて、未来都市を見ているような気がしたのである。
とはいえ、中国には都市部と農村部との大きな格差が相変わらずあるし、人口の構成が一人っ子政策の影響でこの先確実にアンバランスになるという問題もある。今の発展はいずれ停滞するであろう。
今から数十年後、お互い相手の国を訪れたとき、今度はどんな感想をいだくことになるのか。ぜひ知りたいところだけど、それを自分が知ることはできない。