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神戸市兵庫区。西出鎮守稲荷神社。
平清盛に所縁があるとされる小さな神社。源平の合戦の際には、平経俊という若い武将がここで命を落としたらしく、境内にはその塚がある。また、高田屋嘉兵衛が奉納したという石灯籠もあれば、さらにはなぜかビリケンさんも祭られている。
神戸という街を子細に見て歩くと、平家の怨念が漂っていそう、とは
以前にも書いたことながら、神戸が横浜に勝っているところを挙げるとすれば、
重伝建があるということのほかは、こういう歴史の重なりかもしれない。
なにしろ一時とはいえ、日本の都だった地である。