OLYMPUS E-620 ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6
さて訪日客のことを考えた場合、もうひとつ要望したいのが、インターチェンジの分岐点にある行き先の表示に、おおまかな方角(東西南北の日英表記)を入れることです。こちらも欧米ではスタンダートで、これによって外国人ドライバーでも、反対方向に行ってしまうことをかなり防げます。
外国人にとって、例えばインターの分岐点に「静岡方面」と「名古屋方面」と案内あった場合、どっちが東でどっちが西なのか、一瞬で理解するのは極めて困難です。日本人ですら「どっちに行けばいいんだっけ?」と迷うことがしばしばなのですから。
(3月13日 乗りものニュース)
国交省が全国の高速道路に路線番号を割り振ることにした、というニュースについての記事で。
実はこれは高速道路の行き先表示に限らず、その辺の大規模な駐車場の出口にある案内なんかもそうで、自分は筋金入りの方向音痴であるから、矢印とともに○○方面なんて書かれてても、それが自分の行きたい地名じゃないと、どっちに出ればいいのかわからないことがしばしばあるのである。
東西南北を一緒に書いてくれるだけでずいぶん違うのに、と思う。
同じことはすべての一般道路の表示についてもあてはまる。そういえば亡くなった自動車評論家の徳大寺さんもその著書の中で、日本の道路の案内はシステマティックじゃなくてわかりにくい、と書かれていたことがある。
最近はクルマにカーナビが付いているのも当たり前のようになってきて、今さら気にしない人も多いのかもしれないけど、自分のようにカーナビを装着していない人間もいるし、当然外国人にすぐわかるはずもない。
少しずつでも改善していただけるとありがたい。外国人にわかりやすいというのは、方向音痴の日本人にもわかりやすいということである。
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こんなシンプルな駐車場だったら出る方向で迷うことはないのだけど。