Nikon F100
自分が中学校に入って、「社会」ではなく初めて「地理」という授業に出会ったとき、最初にやったのは日本列島の白地図を描いて、そこにいろんな情報を書き込むことであった。たとえば三陸海岸はリアス式海岸であるとか、日本の中央部には大きな山脈が3つあるとか。鹿児島県にはシラス台地があるとか。
で、当然のように、日本地図のあちこちに火山帯の名前も書き込んだものである。もうはっきり覚えてないけれども千島火山帯とか、那須火山帯とか、霧島火山帯というのもあったか。もちろんそれらはテストの問題になったりもしたのである。
しかしご存知のようにそれらの火山帯の名はもう今では使われていない。世界の火山分布を見れば明らかなように、日本列島全体が環太平洋の火山帯の一部である。正直なところ、当時はなんだかいい加減なことを教わったもんだなあ、という気がしないでもない。
火の国といえば肥の国の語源で熊本県のことだけども、本当は日本中が火の国なのであった。