OLYMPUS STYLUS 1
スキポール空港。
以前のエントリに書いたように、今年の夏旅は6泊7日のロンドンだったのだけど、ロンドンを選んだ理由の一つは、今年の1月から妻の親戚が仕事の関係でロンドンに住んでいることで、したがって、ヨーロッパではなかなか買えない日本の雑貨を友軍に届けるのも作戦目的だったのである(さすがに軽いものしか持てないけど)。
そんなわけで、関空を出発するときに、免税店で手土産にと日本酒を買ったのだが、残念なことにそれはオランダのスキポール空港でロンドン行に乗り継ぐ際、規定量以上の液体で、密封された袋に入っていないという理由で没収となってしまった。
帰国後に国交省や関空のホームページを見ると、そういう可能性があることについて一応触れてあるし(「搭乗される航空会社にご確認願います」とある)、免税店にもそういう注意書きがあったはずだそうだから、没収されたのはそういうことを知らず、またその注意書きを見落とした自分たちのミスといっていいのだろう。しかし、買う際には乗り継ぎ便の記載された搭乗券を見せているのだから、そこで一言注意をしてくれてもよさそうなものである。
また、国によっては空港の免税店で酒などを買った場合はきちんと袋に入れて完全密封してくれるところがあるそうで、それなら問題ないと、スキポールの係官はわざわざほかの客が持っている袋を見せて説明してくれたのである。つまり、日本でも空港の免税店で酒などを売る場合は、袋に入れて密封する方法をとれば何の問題もないわけだ。妻が帰国後に関空のインフォメーションカウンターを通してお店の方にそのあたりを尋ねたところ、「当方としてはあくまでも国交省の指導に基づいた販売方法をしており、密封袋に入れる方法も、日本ではそれほどの必要がないと考えているため、どこの空港でも行っておりません」という回答であったらしい。
自分たちの買った酒が無駄になったのはこの際どうでもいいが、今のままではヨーロッパから観光にやってきた人々の中に、自分たちと同じように空港の免税店で土産に日本酒を買って、スキポールなど乗り継ぎ空港で没収されている方が少なからずいるのではないか、とそれが心配である。
世界中の観光客においでおいでといっておきながら、免税店での酒の販売方法について、他の国がやっているような方法への改善を考えなくてもいいのか、国交省