
RICOH GX200
本日は阪神間でもけっこうな雨。こんな大雨の日が増えつつあるとなると、写真のこういう施設も必要になるわなあ、と。
東大阪市で撮った看板だが、実はこれを見つけたとき思わずちょっと笑ってしまった。自分も以前にいた職場で少しだけこれに関係したことがあるからだ。
ご存知ない方のために余計な説明をするなら、これは、とんでもない大雨が降った際、治水ダムの代わりに、いくつもの学校や公園などのグラウンドに一時的に雨水を溜め、河川への流入を遅らせることで流域の洪水を防ぐ、という考え方の施設である。(その背景にはいわゆる「脱ダム」の思想もある)
問題は、完成した後のメンテはそれぞれの施設管理者に任されることで、各々が普段から排水溝などをきちんと清掃しておかないと、計算通りに水が溜まらない可能性がある。しかも聞いた話では、ダムを一つ造るのも、こういう施設をそれに見合うだけ造るのも、経費的にはたいして変わらないらしい。
それでも工事はダムに比べればはるかに小規模であるから、環境に与える負荷の小ささという点ではこちらに軍配が挙がるわけだ。