Panasonic LUMIX LX5
黄金週間のある日、東大阪市にある
司馬遼太郎記念館に初めて行った。
記念館の近くにある床屋のご主人が、「記念館とはいうけど、まあ図書館を見に行くようなもんやで」とおっしゃっていたのだが、確かにそのとおり、その蔵書の多さに圧倒される。(ちなみに内部は撮影禁止)
「洛陽の紙価を高める」という例えはちょっと違うけども、司馬遼太郎が作品の執筆に必要な資料集めを始めると古書の業界から関連の書籍がごそっと消える、という有名な逸話、それが目で見て納得できる。
展示品の中に司馬遼太郎、こと福田定一が中学生のときに書いた作文があった。
読むと、自宅の物干し台から見える景色を描写しているだけの文章がすでに「司馬遼太郎」で、ちょっと笑ってしまった。栴檀は双葉より芳し。