OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6
海から突き出た鉛筆2本。
ところで、鉛筆ではなくシャープペンシルというのは、現在のシャープ株式会社による実にシャープな発明品なのだけど、それでもやはり書いているうちにだんだん文字がシャープでなくなるのが長年悩みの種であった。
仕方がないので、文字を多く書くときは手で少しずつペン(芯)を回転させるようにして使っていたのだが、先日、文房具のカタログを見ていると、なんとそれを自動で行うシャープペンシルがあるではないか。それも昨日今日の製品ではなく、2008年に発売されたヒット商品らしい。知らなかった。
早速買って文字を書いてみたところ、確かに一文字書いて、ペンを紙から離すたびに少しずつ芯が回転している。誰が考えたか知らないがこれは大発明である。
しかも350円ほどで買えるのも驚きだ。自分が小学生や中学生だった頃はシャープペンシルはまだけっこう高くて、文房具屋に行くとショーケースの中に陳列されていたものなのに、このハイテクペンがそんな安い値段で買えるとは恐ろしい時代になったものだ。
そのシャープペンシル、商品名をクルトガといって、三菱鉛筆の製品である。
ちなみに昔、知人の職場に、戦車を作っている会社の鉛筆なんて使えるか、だから鉛筆はトンボに限るのだ。などという左翼系(?)の方がいらっしゃったのだが、鉛筆の三菱と財閥系の三菱とは実はほとんど何の関係もないのであった。