Leica M2 Elmar 50mm F2.8
大阪の寺田町駅近くで懐かしい看板(言葉)を発見した。
自分が学生だった頃、確か東京の大学生が始めた画期的な商売が、「レンタルレコード」すなわちレコードの貸し出し業であった。当時すでにレコードはカセットテープに録音して聴くのが当たり前になっていたので、安い値段でレコードを貸し出すこの商売は、始めるとたちまち大ヒットしたのだ。学生ながらうまいことをやるな、と妬ましさも感じつつ、その学生が始めた会社の店舗に自分もよく通ったものである。
その後DVDもCDもレンタルが当たり前になっているが、あれはまさに今でいうベンチャー企業であり、現代のコピー文化の嚆矢であったのかもしれない。
この看板の店はたくさん出現したその店の「コピー」のようだが、それにしてもこんな看板がよく残っていたものだ、と思う。