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2010年10月。姫路市の英賀神社。
この「敵国降伏」の額は、あちこちにあるようで、福岡の筥崎宮に掲げられた扁額がもっとも古くて有名であるらしい。筥崎宮のウェブサイトには、醍醐天皇が神勅により宸筆(しんぴつ)を下賜された、とあるから1000年以上も前のものである。
それ以降、この敵国降伏は時代によってその相手(敵国)をモンゴル帝国から清やロシアなどに変えながら、あちこちの神社に奉納されてきたのだろう。
英賀神社で見かけたこの額には、海軍大将有馬良橘書という文字があるから、この場合の敵国はきっと「鬼畜米英」のことかと思われる。