2017年 05月 19日
鉄橋を渡る之図
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CONTAX TVS

JR紀勢本線湯浅駅付近。広川を渡る特急くろしお。

「日本の写真」という、これはずいぶん前に姫路市立美術館で行われた展覧会で買った図録、を久々に開いて見ていると、明治30年頃に撮られた古い写真の中に、「安部川鉄橋上り列車進行中之図」という作品があった。撮影者は徳川慶喜とある。
徳川慶喜が写真に興味を持っていたことは有名で、日本におけるアマチュア写真家のはしりとされたりする人だから、考えてみればその写真は鉄道写真のはしりの一つということにもなる。「最後の将軍」は「最初のアマチュア鉄道写真家」でもあったのかもしれないなあ、とは見ながら思ったことである。
で、要するに、列車が鉄橋を渡る図というのは明治以来、ずっと写真の格好の題材であり続けているわけだ。カメラの技術がどんどん進み、走る列車も変わったけど、その光景を写真に収めたいというアマチュア写真家の気持ちは今も昔も相変わらずということである。もちろん上手い下手も相変わらずあるし、自分が撮った写真などは、ただ撮ったという程度のものだけど。

とはいえ、たとえ下手でもとりあえず撮っておけば記録としての価値は多少はある。かもしれない。たとえば鉄橋時代の余部橋梁を渡る列車の写真はこれこれ。今では絶対に撮れない写真である。



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by tajiri8jp | 2017-05-19 06:16 | CONTAX TVS | Comments(2)
Commented by H.O at 2017-05-19 23:34 x
小僧の時、その安倍川の東海道線鉄橋の線路の下から顔を出したバカ者です^^; 
Tajiさんのお話にでた徳川慶喜公の写真も拝見したことがありました。土地柄ですね^^;
私の知っている安倍川の鉄橋は昭和初期の後世のものですけど、安倍川には幾つか昔の鉄橋の橋げたが残っていまして、その橋げたを見ると昔の光景を子供ながらに想像したことはよくありました。
Commented by tajiri8jp at 2017-05-20 07:12
H.Oさま
さすが、静岡出身ですね(笑)。きっと、「スタンド・バイ・ミ―」のような光景もあったことでしょう。
ちなみに、わたしも尼崎港線の線路でよく遊びましたが、今は廃線になって線路も鉄橋もなくなり、当時を想像させるものはほとんどありません。
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