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いまや、築地の東京中央市場の豊洲移転にまつわる不手際で大騒ぎです。豊洲市場の最高責任者である歴代5人もの「市場長」が各建物の下に広がる巨大な地下空洞を「知らなかった」とは、そして(9月下旬の時点で)「誰が」盛り土をやめてこの空洞を造ることを指令したのかわからないとは、怒りを通り越しておかしくてたまらない。これこそ、組織というものの「盲点」ではなくて「笑点」です。多分、何度も会議を開いて、細部にわたるまで綿密に「検討」したことでしょう。しかし、ポカンと大穴が開いてしまった。私は、これを聴いても何の不思議も覚えなかった。まさに、組織とはこういうもの、その自然な欠陥が全部露出してしまったと言えましょう。
(10月1日 東洋経済ONLINE)
まあ、要するに東京五輪の問題といい、日本の官僚体制は究極の無責任体制にあるということなのであろう。その点では
かつての旧日本軍も同様。
誰が空洞をつくれと指示したのかなんて、本当ならすぐにわかりそうなものなのに。
写真は豊洲市場の問題とは全く無関係な、香港での工事風景。