BESSA L SUPER-WIDE HELIAR 15mm F4.5
先週、机に向かって仕事をしていると、突然目の中を黒い線が横切り、稲妻のような光が時々走るようになった。これはもしかすると、網膜剥離か眼底出血を起こしたのかもしれないと思い、あわてて以前にも診てもらったことがある近所の眼科に行き、検査してもらうと、特に異常はなく、黒い線が見えたのは飛蚊症ということであった。光が見えたのも目の硝子体の経年劣化(という表現は医者は使わなかったけれども)から起こったらしい。近視が強いのもどうやら原因の一つである。
とりあえずはひと安心したものの、目の衰えというのは軽いショックである。
飛蚊症は以前から意識していたが、初めて見た形だったので慌てたわけだが、医者によれば、いろんな形がありますよ、ということであった。
ただ、やはり飛蚊症の原因の1割は網膜剥離と眼底出血だそうで、目の中を光が走るのも網膜剥離の前兆現象としてあるそうなので、しばらく様子をみてくださいということであった。
カメラのレンズにもよくホコリが入っていて、写りに影響はないとわかっていてもあれは結構気になるもので、それでも撮影中は見えないからいいが、自分の目のホコリは時々視界を横切るので、まことに鬱陶しい。中古でいいから眼球をましなのと下取り交換したい。
写真はベッサで撮ったものだが、撮影したフィルムを見ると、画面の中に線が走っているものがある。これはどうも飛蚊症や眼底出血ではなく、巻き上げのときに付いた傷かと思われる。
ずっとこうなるようでは、このカメラの使用についてはあきらめないといけない。
フィルムの傷については以前に
こんな話を書いた。
しかしあらためて少し調べると、そこに書いた話はどうやら誤解のようで、「ウルトラマン」に関しては光学合成だったそうだ。ただ、それより古い特撮映画ではフィルムに傷を付けて光線を表現したのは確かなようである。