Nikon F100
北海道のアイヌ民族は地理的に近い関東よりも、沖縄の人たちと遺伝的に近いことがDNA解析から証明されたとする研究成果を、東京大学や国立遺伝学研究所などで作る「日本列島人類集団遺伝学コンソーシアム」がまとめた。北海道と沖縄では、日本列島に古くから住んでいた縄文人と渡来の弥生人の混血が一部にとどまり、縄文系の人々が残ったとする「二重構造説」を裏付ける成果という。
(11月1日 読売新聞)
もちろん、何となくというレベルでしかないが、わかる気がする。
古い日本語が日本の周縁部で方言の中に残っていることがよくあるけれども、遺伝子についてもきっと同じようなことがいえるのであろう。
おそらくは南九州で隼人と呼ばれた人も縄文人の血が濃い人々であったろうと思う。だとすれば、日本最後の内戦(西南戦争)が新政府と薩摩士族との間であったのは、弥生対縄文の最後の戦いだったと見えなくもない。
写真は2003年、沖縄で。