FUJIFILM X10
「F5.6」というムック本によると、富士フィルムの開発者はX10については「究極の散歩カメラ」を目指したそうだ。
究極とまでいえるかどうかはわからないが、確かにのんびり散歩のお供にはいい。
ただ、レンジファインダーカメラを使う気分で、このカメラの売りである光学ファインダーを利用して撮り、そのあとモニターで撮影した画像をチェックすると、視差により生じる微妙なフレーミングのずれが気になってしまう。
フィルムカメラであれば現像があがるまでわからないこともあって、気にならない(忘れてしまう)ような違いも、デジカメはその場で確認できるので、すぐに撮り直すことになる。それが「究極の散歩カメラ」としていいのかどうかは微妙なところだ。