2012年 07月 17日
読まずに死ねるか
c0181552_19211347.jpg

RICOH GR DIGITAL

先日、読書中と書いた「飢餓海峡」を読了。
上巻の終わり間際に思わぬ展開があり、引き込まれてそのままラストまで一気呵成。
推理小説としてはもっと大きなどんでん返しがあってもよかったが、ミステリー仕立てで人間の業を描いた作品として、これはやはり名作だ。松本清張の「砂の器」を思わせる雰囲気もあるが、それを上回る。
なぜこれまでこの小説を見逃していたのだろう。危うく大きな損をするところだった。
「読まずに死ねるか!」とは今は亡き内藤陳さんのお言葉だが、世の中には星の数ほど大量の本があるというのに、人生であとどれだけ本が読めるだろうか、と思う。

そういえばG・Dグリーンバーグさんはこんなことをおっしゃている。
「たくさん本を読む方法。それは本を読まないことだ。つまらない本は読むのをやめる。つまらない個所は飛ばして読む。つまり面白い本の面白いところだけ読むのだ。」(「日本は、」より)
同感である。学生時代ならいざ知らず、自分は面白くもない本を無理して読む年齢ではもうない。

写真は作品の舞台となった雷電海岸。ではなく、それを思わせる小樽近郊の海岸。




にほんブログ村 写真ブログ 散歩写真へ人気ブログランキングへ

by tajiri8jp | 2012-07-17 19:58 | RICOH GR DIGITAL | Comments(6)
Commented by speedstar-dhy at 2012-07-17 22:03
本をあまり読まない自分には縁遠い話ですが、面白い本に出会うと良かったと思うことはあります。
小樽ですか、モノクロのトーンがいいですね。
Commented by Pubcom156 at 2012-07-17 22:07
こんばんは
読まずに死ねるか、という名作が世の中には本当にたくさんあるのに本を読む時間も無いなんてなんて情けない人生なんだろう、と思う今日この頃です。反省(笑)
Commented by tajiri8jp at 2012-07-18 04:54
speedstar-dhy さま 
ありがとうございます。
ホテルの部屋から窓越しの撮影で、ガラスについた雨の滴が写っていたんですが、モノクロにしてコントラストを強めることで気にならなくなりました。
Commented by tajiri8jp at 2012-07-18 04:57
Pubcom156 さま 
おはようございます。
忙しいとなかなか本を読む時間はとれないですよね。自分もさほど忙しい生活ではないのですが、もっぱら本を読むのはトイレの中と電車での移動中です(笑)。
Commented by minoru_n at 2012-07-25 12:41
ご無沙汰しております。
私の記憶の中では、ずいぶん以前にTajiriさんから飢餓海峡を勧められた事になっていたのですが(笑)、よくよく記憶をたどると、宮本輝氏の「本をつんだ小舟」というエッセーの中で紹介されていて読んだようです。
きっかけはどうであれ、良い書物はいろんな人から勧められるものですね。
Commented by tajiri8jp at 2012-07-25 18:36
minoru_n さま 
ご無沙汰です。
自分は以前に minoru_n さまから「利己的な遺伝子」を薦められまして、あれは本当に読んでよかったと思える1冊でした。なにせつい先日も再読したくらいです。また、これからもよろしくお願いします(笑)。
名前
URL
削除用パスワード


<< 親指グリップ      THUNDERBIRD >>