現在読書中・・・水上勉著「飢餓海峡」と、山本弘著「地球移動作戦」
「飢餓海峡」は有名な古い小説だが、最近になって推理小説であることを知り、興味が湧いたので読書開始。「地球移動作戦」の方は、普段からこの著者のブログを拝見していて、どんな作品を書かれるのか興味を持ったので読み始めた。
家の外では「飢餓海峡」、家の中では「地球移動作戦」を同時に読書中であるから、頭の中のイメージは今のところ津軽海峡と、地球を遠く離れた宇宙空間とを行ったり来たりする。
「地球移動作戦」は、扉の文章によれば、その昔に公開された映画「妖星ゴラス」へのオマージュらしい。映画は見たことがあるが、地球が他の天体と衝突するのを防ぐために地球そのものを移動させるという、荒唐無稽といえば荒唐無稽な話だ。
まあ、SFというのは、著者に科学的な知識があって、そこに筆力があると、空想の話にも説得力を持たせることができる。その二つがあれば地球を移動させることも、日本列島を短期間で海に沈めることだって可能というわけだ。今のところおもしろく読んでいる。
知らなかったのだが「飢餓海峡」もかつて映画化されたそうで、高倉健さんが出演しているということなので、早速にレンタルDVDを手配。DVDの届くのが先か、読み終えるのが先か。といったところだ。
読んでから見るか、見てから読むか、というどこかの映画会社の昔あったキャッチフレーズみたいだが。
写真は津軽海峡。ではなくて、ハートランドフェリーの上から撮影。雲の中に隠れているのは利尻富士。