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2011年 07月 29日
地盤沈下
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Leica IIIf Elmar 5cm F3.5

SF作家の小松左京さんが亡くなられましたが。

小松左京さんの代表作といえばもちろん「日本沈没」。もちろん原作も読みましたが、やはり子どものとき見た映画は今も覚えているくらいにショッキングでした。(おそらく人生で初めて接したパニック映画でした。)
今回の、東日本を襲った大地震の原因や地殻変動に関して、様々な報道がありましたが、それを見たときはまさに「日本沈没」そのままやな、と思ったのでした。SFとはいえまさに警世の書でありました。
ご冥福をお祈りしたいと思います。


ところで、実は恥ずかしながら、自分も中学校1年生のときだったか、「日本沈没」に影響されて小説を書こう、と思った事があります。
向かった原稿用紙に書いたタイトルは何と「北アメリカ大陸沈没」。日本列島が海溝に沈むんなら北米大陸だって沈むやろう、という単純な発想。まったく、アホな中学生でした(当然ながら数行だけ書いて挫折)。
ちなみに今、手にとっていてこれから読むのは筒井康隆氏の短編「日本以外全部沈没」。このパロディ精神はさすが。凡人とは違います。
これも映画化されていますが、こちらは残念ながら面白いとは思えませんでした。

さらにちなみに、以前にも書いたことながら、これから映画「日本沈没」をDVDで見ようと思う方がいらっしゃったら、絶対に旧作(1973年公以前開)がおすすめです。2006年公開の作品は特撮技術は向上してますが、映画としては実に退屈です。
旧作には原作者ご本人も出演されてますし。





by tajiri8jp | 2011-07-29 20:16 | Leica IIIf | Comments(10)
Commented by yousukeg3 at 2011-07-29 20:26 x
こんばんは
小松左京さんの訃報、ビックリしました。
まだ80歳だったのですね、正直もっと上と思っていました。
小松さんの代表作「日本沈没」は、自分が小学生の時TVのドラマでやっていたのを思い出します。
「地殻」や「マントル」などの言葉は覚えていますが、幼かったので訳が解っていませんでした。
「復活の日」は中学生の頃映画化され、友達と見に行きましたし、原作も読みました。
僕にとっての小松さんは、「復活の日」でした。
ご冥福をお祈りします。
Commented by tajiri8jp at 2011-07-29 21:06
yousukeg3 さま 
「復活の日」は原作は読んでいないのですが映画は見ました。スケールの大きな作品でしたね。
「日本沈没」は多くの日本人にプレートテクトニクスを教えた作品だと思います。偉大な作家でした。残念です。
Commented by takko at 2011-07-29 21:43 x
小松左京氏と松本清張氏が混同してしまって…。
「日本沈没」はスマップの草薙君のをTVで見たことあります。
原作は読んだことないしましてや一作目なんて…。
でもなんか予言みたいで身が引き締まりますね。
ご冥福をお祈りしつつ予言がハズレますようお願いします。
Commented by rrrazurrr at 2011-07-29 22:02
旧作映画「日本沈没」見ました。
断片的に覚えているシーンが幾つかありますが、
以下、ネタばれ注意(笑)
印象的なのはナントカ圭さんが、
ヘリに乗って報道あるいは救助活動をしていて落っこちたところとか
ラストシーン、恋人同士がアメリカとソ連(当時は)と離れ離れに引き取られて?いくとことか…
ノストラダムスの大予言の本なみに興味津々な映画でした。
Commented by rogan-since2005 at 2011-07-30 00:44
こんばんは。

僕も旧作の「日本沈没」のほうが断然いいと思います。新作
よりもリアリティーがあります。昔の映画は、撮影技術は劣
りますが、いい映画を作ろうという気概を感じますね。
Commented by halkyoto at 2011-07-30 06:15
新作の方はもう見たということを忘れてました(^^;)。やはり昔のものがいいです。まだ記憶にも残っています。

Commented by tajiri8jp at 2011-07-30 12:50
takko さま 
ご覧になったのは新しい方ですね。機会があればぜひ旧作を(笑)。
別に予言というわけではないですが、長い目で見れば起こりうる話ですね。もう大災害はこりごりなんですが。
Commented by tajiri8jp at 2011-07-30 12:55
rrrazurrr さま 
当時はノストラダムスの大予言もブームになっていて、何となく世の中には終末観が漂っていましたね。
ラストシーンは確かシベリアあたりを走る列車に乗っているシーンだったかと思いますが、恋人が遠く離れたことを象徴するシーンでしたね。もう1回見たくなってきました(笑)。
Commented by tajiri8jp at 2011-07-30 12:57
rogan-since2005 さま 
こんにちは。
おっしゃるとおりだと思います。どの映画もたいていの場合、リメイク版は出来が悪いですね(笑)。
Commented by tajiri8jp at 2011-07-30 12:57
halkyoto さま 
賛同いただきありがとうございます。印象的な映画でしたね。
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