Leica IIIf Elmar 5cm F3.5
SF作家の小松左京さんが亡くなられましたが。
小松左京さんの代表作といえばもちろん「日本沈没」。もちろん原作も読みましたが、やはり子どものとき見た映画は今も覚えているくらいにショッキングでした。(おそらく人生で初めて接したパニック映画でした。)
今回の、東日本を襲った大地震の原因や地殻変動に関して、様々な報道がありましたが、それを見たときはまさに「日本沈没」そのままやな、と思ったのでした。SFとはいえまさに警世の書でありました。
ご冥福をお祈りしたいと思います。
ところで、実は恥ずかしながら、自分も中学校1年生のときだったか、「日本沈没」に影響されて小説を書こう、と思った事があります。
向かった原稿用紙に書いたタイトルは何と「北アメリカ大陸沈没」。日本列島が海溝に沈むんなら北米大陸だって沈むやろう、という単純な発想。まったく、アホな中学生でした(当然ながら数行だけ書いて挫折)。
ちなみに今、手にとっていてこれから読むのは筒井康隆氏の短編「日本以外全部沈没」。このパロディ精神はさすが。凡人とは違います。
これも映画化されていますが、こちらは残念ながら面白いとは思えませんでした。
さらにちなみに、以前にも書いたことながら、これから映画「日本沈没」をDVDで見ようと思う方がいらっしゃったら、絶対に旧作(1973年公以前開)がおすすめです。2006年公開の作品は特撮技術は向上してますが、映画としては実に退屈です。
旧作には原作者ご本人も出演されてますし。