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2009年 05月 21日
世襲
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Helsinki
Leica M2

自民党は21日午前、党改革実行本部(武部勤本部長)の会合を党本部で開き、「世襲」候補の立候補制限を次の衆院選から導入する方針を決めた。
(5月21日付 読売新聞)

世襲の制限は仕方ないかな、と思いますが、問題はやはり選ぶ側の国民にあります。
「世話になった人のお子さんだから」というような義理もあるでしょうし、日本人は貴種、血筋のいい人が好きという国民性も大きいと思います。そのことは2世タレントなど芸能の世界によく現れていますし、正義のヒーローに権力者側の人間が多いことでもわかります。
これは「ケガレ」を極端に嫌う国民性とも関連があるでしょうし、当然、部落差別や「おくりびと」のような職業の方への差別にもつながります。ついでにいえば、最近の新型インフルエンザに関する報道とか、マスクや消毒液の品切れにもつながっているような気がしてしまいます。
とりあえず制度は変えられても、日本人のこの「DNA」を変えるのは難しいかもしれません。



by tajiri8jp | 2009-05-21 20:53 | Leica M2 | Comments(4)
Commented by nagomuyoshi at 2009-05-21 21:31
選ぶのも選ばれるのも、結局同じということでしょうね・・・。
日本で制度というのは、建て前でしょうから・・・。
Commented by アイハル at 2009-05-21 23:04 x
「あのお父さんの子供さんだから、訳の分からない人よりも安心」というほとんど根拠のない心情が確かに私たち日本人の中には色濃くあると思います。
それが「どこの馬の骨だ!」という心ない排除に繋がっているのでしょうね。
今日のNHKプレミアム8の「人生の狂躁曲~梁石日が語る父と文学~」を興味深く視聴しました。
Commented by tajiri8jp at 2009-05-22 05:34
nagomuyoshiさま 
自民党の案も、公認はしないけど対立候補は立てないので当選すれば自民党にはいってね、という虫のいいもののようです。
Commented by tajiri8jp at 2009-05-22 05:40
アイハルさま 
これは外国人の排除にもつながるでしょうしね・・・。
今後どんどん高齢化が進んで、もうそんなことをいってる場合ではないでしょうけれど。
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